宍喰駅は、外側から見るとこんな感じで、高架駅になっています。駅名が書かれた部分は、エレベーターになっています。
駅前には、バス停がありますが、かなり本数が少ないです。また、DMVのイラストの入った、宍喰駅を中心とした海洋町の観光案内図があります。実は、DMVの終点の、道の駅宍喰温泉は、この観光案内図に描かれていて、距離にすると1キロ弱位で、ここから近いことが分かります。
高架下の駅舎に入ると、右側には、木造のDMVがあり、子供が遊べるスペースになっています。
宍喰駅は有人駅で、左側には切符売り場と改札口があり、その横には、水槽の駅長室があります。
駅長は、何と伊勢えび!!メスはあさちゃんでオスはてつちゃんです。水槽には、カラフルな魚が泳いでいる。メスのあさちゃんと、オスのてつちゃんで、水槽には、カラフルな魚が泳いでます。
宍喰駅の旧ホームの駅名標です。イラストがきれいで、那佐湾の朝焼けの風景をイメージしたデザインとなっています。駅名標の場所から、手前には宍喰小学校が、奥には海がかすかに見えます。駅番号は、鉄道のみでの運行時には、AK29で、AKは、阿佐海岸鉄道のAKですが、番号は、徳島から、牟岐線の通し番号となっています。言い換えると、徳島駅から29個目の駅です。
旧ホームから、徳島・海部方面を見るとこんな感じで、反対側は、鉄道時代には、ホームのない、留置線か待避線の線路が敷設可能なスペースに、バラストが敷かれています。ネットで、線路が敷かれている写真は見ましたが、本線と接続されている写真を見たことのない不思議なスペースで、何のために作られたスペースか、迷宮入りしています。
強いて言うなれば、甲浦方面の反対側には、現在DMVの、阿波海南方面のホームができたので、この謎の留置線スペースが、有効活用されています。
宍喰駅のDMVのホームはこんな感じで、線路の両側に、緑に塗られた低いホームがあります。
宍喰駅に停車中の、道の駅宍喰温泉行のDMVです。低いホームに停車しています。
宍喰駅を発車して、少し進んで右側に、車庫があります。
車庫の奥の留置線には、高千穂鉄道から無償で譲渡されたTR-201形が、阿佐海岸鉄道ではASA-300形となった車両が留置されています。DMVの運行で使用されないので、静態保存されています。そして、このトンネルを抜けると、高知県に入ります。
長いトンネルを抜け、高知県入り、一時停止の後にゆっくりと進み、昔の、阿佐海岸鉄道の終点の、甲浦駅のホームに停車します。ここが、鉄道からバスに変わるモードチェンジの場所で、阿波踊りの音楽と共に、モードチェンジをします。
このモードチェンジを外から見る場合、旧甲浦駅のホームに続く階段を上った場所から見学することもできます。
そして、外から見た、モードチェンジ中のDMVです。車体が、一般の駅のホームよりかなり低いことが分かります。
モードチェンジが完了して、高架橋から坂道で、地上に降りていきます。
甲浦駅の駅舎です。新しい、ウッディー調のおしゃれな駅舎ですが、何だか高架の陰に隠れているところが残念です。
駅舎の中には、売店とお手洗いがあり、広い待合室になっています。
駅舎を出て、すぐの、緑に塗られた路面が、阿波海南方面の、DMVの駅になります。
宍喰温泉駅方面のDMVの駅は、横断歩道を渡った反対側の、緑に塗られた路面です。阿波海南方面は、駅舎がある分風格がありますが、何もない分、貧相に見えます。
横断歩道を、渡り切ったところに、3色のDMVと、周辺の観光PR用の、写真が掲げられた、ボードがあります。3色のDMVが並ぶと、きれいですね。
そして、甲浦駅の一般道に出るゲートのバーが上がり、一般道に出ます。
やはり一般道は、線路上と違い、乗り心地があまりよろしくなく、かなりの振動があります。甲浦駅から、国道55号線に出て、徳島方面に進み、少し先の右側の、海の駅東洋町に停車します。海の駅東洋町は、まさに、目の前が砂浜というロケーションです。
室戸岬方面のバスは、以前は甲浦岸壁を出発して、甲浦駅を経由し室戸岬方面に行っていましたが、DMVの開業により、甲浦駅を経由せずに、すべて、この海の駅東洋町での乗り換えとなりました。
そして、この海の駅では、大胆な定食を食べることができます。それは、買った魚や干物を有料で調理してくれて、ごはんとみそ汁のセットとして、提供してくれるサービスです。
ちょうど、朝から何も食べていなかったので、ここでブランチと洒落込むことにしました。ちょうど、モーニングのセットもやっていました。調理代金の160円に50円足すだけで、みそ汁とごはんと漬物と生卵がついてくる、コスパ最高のモーニングです。
私は、5切れで200円の鰆の干物と、4枚で180円のあじの干物、8切れ380円ののアジの刺身のパックと480円のヤガラの柵を購入し、お会計を海の駅の物販コーナーで済ませます。これだけの量を買って1,240円でした。
刺身と焼き魚が別工程なので、160円の追加の調理代を払い、ご飯の大盛代50円を払って大盛にして、食堂でモーニングを注文すると、モーニング210円+追加調理代160円+ごはん大盛50円=420円です。すると、昭和の漫画に出てくるような大盛のごはんと、モーニングセットと、大量の焼き魚と刺身…何人で食べるのだろうと思う量の焼き魚と刺身が出てきました。空腹のときの買い物ほど危険だと、再認識しました。
最初は干物から攻めて、刺身とごはんを半分食べたところで、卵がけご飯に味変し、自分をだましながら、何とか完食しました。しばらくは、干物を食べる気がしませんでした。この、海の駅東洋町がオープンする前に、道の駅宍喰温泉と、阿波海南文化村に行きました。道の駅宍喰温泉に行く時に、高知県と徳島県の県境の、水床トンネルをくぐります。
宍喰大橋を渡り、道の駅宍喰温泉に到着します。道の駅宍喰温泉駅では、温泉とレストランは、ホテルなので、かっこ書きで、ホテルリビエラししくいと、書かれています。
バスを降りてすぐに、温泉の案内があります。朝風呂がOKなので、始発のDMVで来て、ひとっ風呂浴びてから、海の駅東洋町でモーニングといったプランも、いいと思います。
道の駅宍喰温泉は、国道55号線を挟んで、目の前に海が広がります。
道の駅宍喰温泉の、物販と観光案内所はこちらです。
反対側の終点の、阿波海南文化村を、見てみましょう。待合スペースは、ベンチに屋根がかかっていて、飲み物の自動販売機もあります。
阿波海南文化村の建物の入り口の階段です。「世界初」が走る町を、大々的にPRした垂れ幕があります。
事前に、週末運転の室戸岬行きのDMVを、海の駅東洋町から予約していたので乗車しました。正直のところ、DMVの居住性が十分悪いと認識した後で、モードチェンジも終わった後だしスーツケースのある状態なのでこのまま逃亡しようか迷いましたが、事前にネット決済をしていたので、渋々乗ることにしました。この日は赤のDMVが室戸方面に1往復しました。
そして、この後に、室戸岬を観光し、安芸までバスで行き、後免まで土佐くろしお鉄道に乗って後免まで行って、後免からは高松に行き、高校時代の悪友と一献し、高松に宿泊しました。